「今回、私が最も問題だと感じたのは、速度違反そのものではありません。
本当に問われるべきなのは、その後の政党としての対応です。
政治家に最も必要なのは、「間違いを犯さないこと」ではなく、「間違いを犯した後、どう責任を果たすか」ではないでしょうか。
山本代表は、法定速度80km/hの区間を時速149kmで走行し、罰金刑と90日間の運転免許停止という刑事・行政の両面にわたる処分を受けました。
これは単なる軽微な交通違反ではなく、重大な法令違反として公的な処分が科された事案です。
しかし、その後の党の対応は「幹事長による厳重注意」にとどまりました。山本代表自身から役職や責任について申し出があったとの説明もなく、党として政治的責任をどのように考えたのかも十分には示されていません。
政治には「法的責任」と「政治的責任」という二つの責任があります。
法的責任は裁判所や行政機関が判断するものです。
一方、政治的責任は、有権者の信頼を維持・回復するために、自らどのような姿勢を示すかによって問われます。
仮に同様の事案を与党の党首や閣僚が起こしていたなら、野党は国会で厳しく説明責任や政治的責任を求めていたのではないでしょうか。
だからこそ、政党は他党に求める基準と同じ基準を、自らにも適用しなければなりません。
それが政治への信頼を守る基本です。
また、公党の代表である以上、党の発表だけで終わらせるのではなく、自ら記者会見などの場に立ち、経緯や責任について有権者へ直接説明することも重要です。
代表本人が説明責任を果たさなければ、「十分に説明した」と受け止める国民は多くないでしょう。
政権を担うことを目指す政党には、高い法令遵守意識と透明性が求められます。
重大な法令違反があった際に、党内だけで処分や説明を完結させるようでは、国民だけでなく、将来ともに政権を担う他党との信頼関係を築くことも容易ではありません。
かつて山本太郎代表は国会で
「今ある憲法も守らない者が、憲法改正を謳うなど、笑止千万、寝言は寝てから言え」しかしながら今は憲法どころ法律すら代表が守る気がない。
国民が求めているのは、身内に甘い政治ではありません。
誰に対しても同じ基準で責任を問い、同じ基準で説明責任を果たす政治です。
その積み重ねこそが、政党への信頼を生み、民主主義を支える土台になると私は考えます。